学校法人の貸借対照表とは
貸借対照表は、年度末における学校法人の財産状態を明らかにするために作成されます。
資産の部、負債の部、純資産の部から構成され、前年度末の金額と対比する形で表示され
ます。なお、資産の部の合計額と、負債の部及び純資産の部の合計額は必ず一致します。
資産の部は、固定資産と流動資産に区分した上で、固定資産はさらに有形固定資産、
特定資産、その他の固定資産に区分します。負債の部は、固定負債と流動負債に区分します。
学校法人の貸借対照表は、固定性配列法を採用しており、固定資産の下に流動資産、
固定負債の下に流動負債という配列順序になっています。これは、一般的な企業会計が
採用する流動性配列法とは違う、学校法人の貸借対照表の特徴といえます。学校法人
では、主要な財産が、校舎や教育研究用機器備品などの固定資産から構成されている
ことに起因しています。