医療法人の決算(都道府県への届出)
医療法人は、「毎会計年度終了後3か月以内」に都道府県への届出を要します。
決算業務と並行して、書類の準備、登記申請などのスケジュールを確認してくことが重要です。
以下は、東京都において、診療所のみを経営する医療法人を例にした場合です。
事業報告等提出書(自治体によっては決算届)
決算終了後、毎年提出します。
事業報告書
財産目録
貸借対照表
損益計算書
関係事業者との取引に関する報告書
監事監査報告書
役員変更届
役員に変動があった時に提出します。
重任の年度(通常2年ごと)にも提出します。
役員の変動の内容によって、必要な添付書類が変わります。
登記事項の届出
登記事項に変更があった時に提出するものです。
決算に関係するものとして、資産総額の変更(毎年)、理事長の重任等(通常2年ごと)に提出します。
提出先の自治体によって、記載方法、提出部数、添付書類などが異なることがあります。
例を挙げると、
東京都は、監事監査報告書の監事印は、個人の実印とあります。
千葉県は、決算届に決算情報入力シートの添付が必須です。
各自治体のホームページなどで最新の情報を確認することが、とても大切になります。