クラウド会計

ここ数年、「Fintech」などICT(情報通信技術)を駆使した新しい金融サービスがメディアを騒がせています。今回はその中の一つであるクラウド会計の「3つのポイント」を解説いたします。

 

クラウド会計の第1のポイントは「共有」です。
従来の会計ソフトはパソコンなどの端末にCD-ROMなどでインストールし、入力したパソコンに保存するものになります。そのため、入力したデータは保存した端末でしか見ることはできませんでした。
一方、クラウド会計はインターネットからパスワードによりソフトを使用し、入力したデータはネットワーク上にあるサーバーに保存します。そのため、インターネットができる環境があれば、他の端末や他の従業員、会計事務所とも一つのデータを共有できます。

 

第2のポイントは「連携」です。
これは銀行口座やクレジットカードの明細、ICカードなどのオンラインサービスとクラウド会計とが連携することにより、自動的にその情報を仕訳として取り込むことができます。そのため、通帳や明細書を見ながら一つ一つ手入力する必要がなくなり、経理作業が効率化されます。

 

最後のポイントは「スピード」です。
クラウド会計により、データを「共有」し、金融機関と口座などと「連携」することにより、経理作業がスピードアップします。また、これにより数値の把握もスピーディーにでき会社の状況が今よりも早く知ることができます。
会計事務所としても、お客様の数値がすばやく把握できることにより、より的確な財務分析や会社により有利な税務の情報を提供できることができます。

 

クラウド会計といえば、「freee」「MFクラウド会計」が有名ですが、「フリーウェイ経理」や「弥生会計」もデータの共有化などのサービスを始めています。
これらの会計ソフトについてご質問のある方は当事務所にご相談ください!!

2017年7月14日

医療

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